3
  1. home_filled トップページ
  2. chevron_right 格安車検ならBIG車検
  3. chevron_right 車検コラム
  4. chevron_right 基礎知識
  5. chevron_right 車検時のオイル交換は本当に必要?適切な交換時期や点検方法を解説
基礎知識
2022/09/22

車検時のオイル交換は本当に必要?適切な交換時期や点検方法を解説

車検時のオイル交換は本当に必要?適切な交換時期や点検方法を解説

車検時に交換する可能性があるオイルは主に3種類あります。それぞれのオイルで交換すべき適正なタイミングが異なるため、場合によっては車検時にオイル交換をしないほうが良い場合もあります。本記事では、各オイルの役割や交換時期、点検方法に加え、車検時に交換すべきかどうかなど、車検時のオイル交換に関して解説します。

1.車検時のオイル交換項目

車検時のオイル交換項目

オイルは車検時に必ずといっていいほど交換を勧められます。まずは車において特に重要な3種類のオイルを知っておきましょう。

エンジンオイル

エンジンオイルの主な役割は、エンジン内部部品の潤滑と冷却です。そのため、エンジンオイルの不足や劣化はエンジン内部の故障を誘発します。仮にエンジンの故障が起こってしまうと、修理するには数十万円もの費用がかかる恐れがあります。

ブレーキオイル

ブレーキオイルは、ブレーキペダルを踏んだ力をブレーキ装置に伝えるためのオイルです。潤滑ではなく動作用のオイルであり、「ブレーキフルード」とも呼ばれます。

ブレーキオイルは吸湿性の高い原材料が使われるため、車を使用しなくてもオイルの量が減ったり劣化したりすることがあります。一定以上劣化が進むとブレーキペダルを踏んでもブレーキが動作せず、追突などの危険性が高まります。

ブレーキオイルは、以下の記事でより詳しく解説しています。
play_arrow 「車検時にブレーキオイル(ブレーキフルード)は交換すべき?費用・交換時期も解説」

オートマチックオイル

オートマチックオイルは「ATF(オートマチック・トランスミッション・フルード」とも呼ばれ、AT車の変速機内部のギアを潤滑・冷却するためのオイルです。変速機内部にあるトルクコンバーターと呼ばれる動力伝達装置の動作にも用いられるため、「トルコンオイル」と呼ばれることもあります。

オートマチックオイルが劣化すると、変速時の振動が大きくなったり、発進がスムーズにできなくなるなどの症状が現れます。
混同されがちなCVTは、AT車とは構造が異なりますが、同じように内部にオイルが充填されており、こちらは「CVTオイル」や「CVTフルード」と呼ばれます。

2.オイル交換時期の目安

車の各オイルは時間経過や車の使用によって劣化するため、定期交換が必要です。エンジンオイルは一般的に走行距離5,000kmもしくは半年ごとの交換が推奨されています。ただし、高速道路を多用する走り方や短距離走行ばかりを繰り返す走り方は、エンジンオイルを著しく劣化させるため、より早めの交換が必要になります。

ブレーキオイルの交換時期は2年ごとの交換が推奨されており、車検ごとの交換をおすすめします。ブレーキは車の安全性において最も重要な部品であるため、ブレーキペダルの踏み心地に違和感があったら交換時期に関わらず速やかな点検が必要です。

オートマチックオイルの交換時期は、おおむね4万kmに設定されています。
ただし、長らく交換されていないオートマチックオイルを交換すると変速機の不調を招くことが多く、前回の交換時期や走行した距離によっては整備士の判断によりオートマチックオイルの交換を断られる場合があることを覚えておきましょう。一部の車ではオートマチックオイルの交換を不要とされている場合もあります。

3.車検のオイル交換の費用目安

オイル交換費用は「オイル単価×オイル量+作業工賃」で計算され、オイルの種類や車種ごとの必要量はもちろん、オイル銘柄や交換作業をする業者によっても費用は大きく異なります。ごく一般的なオイルを使用した場合の交換費用の相場は、おおよそ以下のようになります。

  • エンジンオイル交換 3,000円~
  • ブレーキオイル交換 5,000円~
  • オートマチックオイル交換 4,000円~

ブレーキオイルとオートマチックオイルは交換作業に手間がかかるため、オイル代は安価でも作業工賃が高額になります。また、原則として車体が大きい車ほど使用する各部オイルの量も増えるため、費用総額は高くなりがちです。さらに、高性能なオイルほど単価も高くなります。

なお、車検時の費用全般については、こちらの記事で解説していますので、ご参考ください。
play_arrow 「車検にかかる費用の相場はいくら?内訳や安く済ませる方法も解説」

4.エンジンオイルの交換は車検の前後で行うべき?

車検ではエンジンオイルの量は点検されないため、車検と同一タイミングでのオイル交換は必ずしも必要ではありません。そのため、車検と同時ではなく、あえて車検の前後に行うほうが良い場合もあります。車検前と車検後にオイル交換をした場合、それぞれのメリットとデメリットを解説します。

車検前に行う場合

車検前にエンジンオイルを交換しておくメリットは、車検前にオイル漏れなどのトラブルに気付けることと、車検が早く終わることの2点です。オイル漏れがある車は車検に通らないため、必ず修理してから車検を受ける必要があります。
事前にオイル漏れに気付ければ、費用が安価な整備工場を選んで修理することもできるため、結果的に車検が早く終わるうえに修理費用を安く抑えることができます。

車のオイル漏れに関してはこちらの記事で詳しく解説していますので、ご覧ください。
play_arrow 「オイル漏れでも車検に通る?原因・対処法を解説」

また、オイル漏れなどがなくとも、事前にオイルを交換していれば車検時の交換作業が不要になるため、1時間車検のような短時間で終わる車検の場合ほどメリットがあります。

車検前にオイル交換をしてデメリットとなるのは、事前に交換しているにも関わらず車検時にオイル交換をされてしまうリスクがあることです。特に高価なオイルを使用している場合は、それだけ損失も大きくなります。
車検前にエンジンオイルの交換を行ったら、車検業者に交換したことを共有しておきましょう。

車検後に行う場合

車検後にエンジンオイル交換をするメリットは、車検前と同じく車検時間の短縮です。デメリットは、エンジンオイルの交換を忘れてしまってエンジン故障のリスクが高まることです。車検時に交換したと思い込み、適正なオイル交換時期を大きく経過してしまうことになりかねません。オイル交換の頻度が少ない方ほど車検と同時のエンジンオイル交換が適しています。

5.車検でオイル交換をしないとどうなる?

車検でオイル交換をしなくても問題はありません。ただし、それは自分でしっかりとオイル交換時期の管理ができていることが条件です。もし車検でオイル交換をしないとどうなるのかを解説します。

車検に通過しない可能性がある

前述のとおり、車検の検査項目にオイル確認は含まれていないため、オイルの量や劣化具合は車検の合否には影響しません。しかし、オイルによって走行性能や安全性に支障が出る状態では車検に通りません。オイル異常によるエンジンやトランスミッションの動作不良、ブレーキの踏みしろや制動力不足などがあった場合は、オイル交換をしてから再度検査を受けることになります。

燃費が悪くなる可能性がある

オイル交換直後に車が静かになったりスムーズに進むように感じられたりするのは、交換によってオイルの性能を取り戻した結果です。エンジンオイルやトランスミッションオイルが劣化すると潤滑性能などが低下し、各部の摩擦が大きくなります。加えて、燃費が悪化することにもつながります。定期的にオイル交換をしていない場合は、車検と同時にオイル交換をするのが賢明です。

6.車検前のオイル状況のチェック方法

オイル量や劣化具合の点検は自分でも行えます。点検によって交換時期の適正な判断ができるようになると、オイルに起因するトラブルを避けられるようになります。ここでは各オイルの点検方法を解説します。

オイルレベルゲージを使う

オイルレベルゲージを使う

エンジンにはオイルの量を確認できるレベルゲージが備わっています。多くの国産車にはエンジン脇に黄色いリング状の取手が付いており、これを使えば自分でエンジンオイル量を確認できます。オイルレベルゲージの使い方は車の取扱説明書にも記載されています。

オイルレベルゲージを使ったオイルの確認方法
オイルレベルゲージでオイルの状態を確認する方法は、まずエンジンが停止した状態でレベルゲージを引き抜き、ゲージ先端に付着したオイルを一度拭き取ります。再度レベルゲージを差し込んでから引き抜くと、エンジン底に溜まったオイルの高さの分だけレベルゲージにオイルが付着しオイルの量が目視確認できます。その際、オイルの液面がゲージに記された上限と下限の間に収まっていれば、オイル量は問題ありません。

オートマチックオイル量も同様の方法で確認できる車種がありますが、エンジンオイルよりも交換時期が長く、交換のタイミングを判断するのが難しいです。

目視で計測する

ブレーキオイルにはエンジンオイルのようなレベルゲージは備えられていないため、タンクの目盛りを使って目視で量を確認します。
ブレーキオイルタンクは車内とエンジンルームを隔てる壁の運転席側に設置されており、タンクの脇に刻まれた「HI」と「LOW」の目盛りの間にオイルの液面が収まっていれば正常です。

ブレーキオイルはブレーキを使用しても原則として減らないため、液面が極端に低下している場合はオイル漏れが疑われます。ただし、ブレーキパッドが摩耗しても液面は低下するため、「LOW」に近くとも異常とは限りません。ブレーキの効きに異常がなければ、間隔を開けて定期的に点検し、液面が安定しているかどうかをよく確認しましょう。

また、一般的な新品ブレーキオイルは無色透明もしくは薄黄色ですが、劣化してくると黒ずんで茶色く変色します。こげ茶色になったら交換時期です。エンジンオイルの状態も色を見ることである程度の判断ができます。車検前の劣化した各オイルの色を覚えておくと、交換時期の判断がしやすくなります。

7.車検以外でオイル交換を行う方法

エンジンオイルの交換ならガソリンスタンドでも行ってくれます。ただし、オートマチックオイルやブレーキオイルの交換には専用設備が必要になるため、ディーラーや整備工場、大手中古車販売店などに依頼しましょう。

エンジンオイル程度なら自分で交換できるという方も少なくないでしょうが、作業ミスなどがあるとそれによって起きた故障や事故の責任はすべて自分が負うことになります。そういったリスクを避けるためにも、オイル交換作業はプロへ依頼すると安心です。

8.車検のオイル交換に関するよくある質問

車検時のオイル交換には、「無料でオイル交換をしてくれる」といったものから「ぼったくられる」といったものまで、さまざまな噂があります。それらは本当なのでしょうか。車検時のオイル交換にまつわる疑問に迫ります。

Q.車検時のオイル交換はぼったくられるって本当?

車検時は車検費用とオイル単価と整備工賃が混同されるため、それぞれの費用が不明瞭になりがちです。また、カー用品店などではオイル単価が高いぶんオイル交換工賃無料としていることが多いため、なおさら割高に感じられてしまいます。

こういった問題は、車検前に見積もりを取っておくことや費用の詳細確認を行っておくことで解決できます。

Q.無料でオイル交換してくれる車検業者もある?

「オイル交換無料」と謳っている車検業者には、あくまでエンジンオイル交換工賃のみが無料という場合もあるので注意が必要です。エンジンオイル交換はそれほど手間をかけずに行えるため、交換作業に無料で対応してくれる車検業者は数多くあります。なかには車検を依頼してくれた特典として次回車検までエンジンオイルの交換を工賃無料で行ったり、エンジンオイル交換の割引券を配布したりしている車検業者もあります。

9.まとめ

日常的なエンジンオイル交換は、あくまで車を維持するための最低限のメンテナンスです。車の安全性を保つにはブレーキオイルやオートマチックオイルなどの交換も必要になります。特にブレーキオイルは車にとって重要であるうえ、エンジンオイルほど頻繁に交換されるものではないため、必ず車検時には交換しておきましょう。それ以外のオイルは、劣化状態や走行距離に応じて判断するのがベストです。

ビッグモーターでは、車検をご依頼の方は次回車検まで8回分オイル交換無料となり、エンジンオイル代が一切かかりません。まずはぜひ無料見積もりからお気軽にご相談ください。

※ 5w-30、0w-20、10w-30の適合オイルに限る(詳しくは店舗にご確認下さい)

ビッグモーターで無料見積り

							安心BIG車検は最低工賃保証! 業界最安クラスの車検総額 31,250円~ 10秒で簡単見積もり!
  • 1 上記最低車検総額は最大割引適用時の基本車検費用(11,800円)を前提としています。上記車検金額は一例です。車種やお車の状態(エコカー含む)により実際の金額とは異なる場合や輸入車・貨物車等は別料金あるいはお受けできない場合があります。また、法定費用の変動や物価動向等により予告なく価格変更する場合があります。
  • 2 入庫時、他社の認証工場の見積書(原本)を持ってきてただいた場合、当社の工賃より安ければ、他社の工賃から10%割引いたします。車検を実施した後に他社の見積書をお持ちいただいても適用できません。予めご了承ください。
車検のお見積もり 車検のご予約
ページの先頭へ